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悲恋系15のお題

悲恋系15のお題

 

創作者さんに50未満のお題さんでお借りしてきたお題にチャレンジ♪
このお題はipad用の瞬間日記という140字ぐらいの日記をサクッと書くというコンセプトのアプリを使って書いています。
瞬間日記だけに…隙をみて瞬間にかいてます(笑)その都合短いというか尻切れなブツになっています。
ネタメモみたいなもんですがありがちなネタでごめんなさい。


1.傍にいたいだけ

ロイ・マスタングは昼の3時を過ぎ軍名物泥水コーヒーを手に休憩をとっていると、
音もなく近寄ってくる者が1人いる。ただ黙ってロイの座るソファーの後ろにぺたりと座
り固いソファーの背もたれの裏側に背を預けてくる。
備品のソファーは始めから備え付けられているものなので固く後ろからもたれたところで、少し軋みはするがもたれられる感触など感じはしない。
『鋼の、君も飲むかね?』
『いい…』
最初に彼が忍び寄ってきたとこにはソファーや飲み物をすすめたりしたが断られいまのようになった。ただ黙ってそこにいる。ロイが休憩の間のみそこにいて終わるといつのまにかいなくなっている。

『君はいったいどうしたいのかな、鋼の…』

2.指が、離れた

「大佐…」
手をひろげてやるとギュゥゥと抱きついてくる。
珍しく思いながらも、背に手をひろげて回してやると
小さかった私の錬金術師も大きくなりしっかりとした質感を手に伝える。
意味もなくいきなり抱きつくというよりは、しがみつく。
しばらくするとギュウゥとしたことに満足したのかするりとはなれていく。
遠くでパタリと勢いよく戸がしまる音をきいた。

3.見つからない

久しぶりにアイツの執務室を訪れたら嫌にきれいに片付いていてアイツはいなかった。
ホークアイ中尉に聞くとここ数日所用で司令部をあけているらしい。
彼女の歯切れの悪い返事からしてあまり状況はよくないのだろう。
多分アイツの居所は誰も知らされていないということか、アイツは少なくとも彼女にだけは露骨ではないなんらかの形で手がかりを残していくはずだ、それがないということは、上からの監視が厳しいのかはたまた別の理由で残すことができなかったのだろうか。
アイツがヘタを打つこと自体珍しいし、書類の作成と提出などと彼女が回りくどい手段で俺を呼び出すことなどない。感触からすると書類提出の呼び出し自体がアイツの仕込みの香りがする。面倒だがどうやら俺はアイツを探さないといけないらしい。

素直に助けを求めればいいものを回りくどいことをするやつだ。俺の脳内には秘密だよとニタリと笑うアイツがいた。今晩はアイツの執務室をあらしにでかけよう。

4.ガラス越し

エドワードはイーストシティの中心街を本屋に向かって歩いていた。
目抜きどおりに面した可愛らしいカフェにふと目をやると見知った顔がある。
カフェの可愛らしさからいってこれから女性と待ち合わせといったところだろうか。
向こうも気がついているらしく目があった瞬間ニヤリと笑って手をあげる。
エドワードは軽く挨拶をおくりその場を離れた。

5.涙の理由

ふと顔をあげた鋼の錬金術師の目が腫れていた。
その涙のあとも生々しい姿に問いつめる訳にもいかず
座り込むその横に腰をおろす。
なにがあったとも聞かずただ側にいる。
「ちがうから…」
「なにが違う」
「何かあったとかじゃなくて、たんなるアレルギーだから…」
二人の間にしばらく沈黙が落ちる
「…まぎらわしい」
「勝手に勘違いしたんだろうが」
取り合えずデスクの上から鼻紙をたぐり寄せて目のまえに置いてやる。
「すっげ柔らかい」
涙に濡れて充血した目で興味深々すかしてみたりしながらそっと顔にあてる姿はかわいらしい。
「軍のこの手の備品はイマイチなのが多いのに…」
なんでまた鼻紙が柔らかいんだ!!
言いたいことはよくわかる石鹸ひとつとっても泡立たないというのに、備品の鼻紙の品質にはあり得ないぐらいいのだ。
『わかるぞ鋼の!!その戸惑い』
「これはじつは防毒マスクのフィルタでね、作戦に備えて備蓄する必要があるんだがやはり時間の経過や保管の環境で一定数は傷んでしまったり、使い物にならなくなってしまうからね、もったいないのでこうして使っているというわけだ。」
「なんかめっちゃ物騒な…」
「平和的利用方法だろう?」
得意げに笑うロイが憎らしい。
「まあ確かに。これって鼻紙として発売できないのかな。俺ちょっと欲しいかも」
「これを分けてもかまないが、今度これを作っているメーカーにあった時にいっておいてやろう。」
お互い裏の意味合いをと真意を理解しての言葉遊びだ。
「民生品として、ものは落ちても流通させとけばいろいろ技術革新するだろ?」
どうもこの鼻紙は彼のお気に召したらしい。
「君ねー。平和利用したいとかそっちのロマンはないのかね?」
そう言いながら理解はしている。
彼のデリカシーによってこの防毒マスクのフィルターはただの鼻紙に変えられようとしているのだった。

うっかりみてはいけないシーンに行き当たってしまったのかと焦って物陰に潜んだ部下ふたりはこっそり笑い転げていた。
「大将はどこまでいっても大将だな…」
「だな…」
「なんのと言いながらあのお二人はしたたかですから。」
「中尉いつからこちらに?」
「最初からよ。」

「とりあえず鼻をかんでおけ」
ロイはそっと鼻にあててやる。
ちーん。
子供のようにおとなしく鼻をかまれている鋼の錬金術師という珍しいものをみることなった。物陰に潜んでいた軍人3人がこっそりため息をついたのはいうまでもない。

6.平行線

「少尉!!それずれてる」
細かいことを気にするタイプではない鋼の錬金術師は今日はやけに細かい
首をかしげるハボックに容赦のないツッコミが入る
「線が平行に引けてねえって」
エルリック兄弟とハボック小隊は市民交流イベントの一環の準備もっとはっきり言えば運動会の準備をしていた。
例年どこかの部隊がさっさと生石灰でトラックのラインを引き、テントを立てて準備をすませるのだが、今年のイーストシティ運動公園のグラウンドは少々様相がちがっていた。
エルリック兄弟を手伝いに駆り出したところから、エドワードはともかく普段は温厚なアルフォンスからも厳しいツッコミが入るのだ。
「ダメですよ軍曹よくみてください。そこからひくとすべてのトラックが同じ幅にしあがらないですよ」
とアルフォンスからも駄目出しがでる。
実際兄弟が引くラインは下書きも測量もなしで見事に均一かつ完璧なのだがハボック達にはいまいちことの重要性が理解できないのだった。

ラインは俺たちで引くからと、テントの設営作業などしているとそこに視察帰りロイと、あろうことかグラマン中将が現場を訪れる。
「進捗状況はどうだね?」
将軍がのんびりと話しかけてくる。

グラウンドにすごい勢いで線を引いていく兄弟に目をやった将軍は
「我慢できなかったのかな」
と好々爺の顔で微笑んでいる。
「どうやらそのようですね」
ロイも肩を震わせて笑っている。
二人の間に上官が和やかに話す意味がわからず、
疑問に思っていると両方の上官からフォローが入る。
「君たちの引く図形はね錬金術師にとってはズレているらしくてね。すっきりしないらしいよ」
「錬金術師の職業病みたいなものでな…どうもずれた図形をみるといたたまれなくてだなついつい手を出したくなるのだよ。」
ハボックはアルフォンスまでもが厳しかったわけを知った。
「ズレてますか?」
「鋼のに注意されなかったか?」
「アルにも言われましたよ」
「だろうな、錬成陣の正確さは錬金術の精度に影響するからなわたしたちはできるだけ正確に書こうとするのだよ。例年このイベントのたびスッキリしないのだが今年は良さそうだ」
「じゃ。頑張ってね儂もこのイベントは楽しみにしてるから」
などと言いながら将軍は護衛を従えて去って行く。
ロイも将軍に付き従って去り際に声をあげる。
「鋼の!アルフォンス!ありがとう今年はすっきりしたよ」
そう言いながらグラウンドを去って行った。

7.痛み

「ッ…」
「どうした」
「たいしたことじゃねえ。ちょっとトゲが刺さっただけ」
「ほうっておいたらそのうち押し出されて抜けるから」
ロイはエドワードがさっきまでさわっっていた椅子の背をそっと撫でてみる。
「ここか」
「それ、座る時にベルトとか金具があたってけずれてそうなるんだよな。」
椅子の背もたれの背もたれの丁度腰の辺りにくる桟が削れて少しへこんでいる。
「抜かないとなにかの拍子にチリっと ひっかかるのが気にならないか?」
「とりあえず外にでてないみたいなんだよな~」
エドワードはトゲも刺さった部分を唇にあててそっと動かして確かめている。
「椅子が傷んでいることは設備管理に伝えておこう」
この資料室あんまり利用者のがいないから傷んでるの知ってて使ってるんだろ、経費節減でいいんじゃね?」
「俺この資料室で利用者とあったことがない」
エドワードの言わんとすることはわからなくもない。この資料室につめられているものはかなり古い記録のものばかりで事件としても時効を迎えてしまったようなものばかりだ、このような資料は大抵の軍人にとっては用がなく彼らにとってはただの紙でしかない、自然訪れるものがいない資料室となる。
人がこないので少々設備が傷んでいようと特にどこからのクレームもでないのでしわ寄せがくることになる。実際頻繁に利用するエドワードですら人がいないんだから新しくする必要はないと言うのだからその他からクレームがでようはずもない。どんな時でも何にでもクレームをつける人種は一定数いるのだがあまりの目立たなさに興味を向けられることもないのがこの資料室なのだ。
「設備管理は取り替えるばかりではないよ」
「中央はともかく東方はいろいろ物入りでね…」
ロイの哀れな物言いにエドワードはお兄ちゃん魂がうずいたらしい
「俺が後でペーパーかけて色塗っとく」
だから変えんな。
この部屋はともかくとして家具類のチェックは一度した方がいいのだろうな、気がついていない老朽化が見つかりそうだ」
「まあ椅子の足とかはチェックした方がいいかもしれないかな?」
「なにかあったのかね?」
非常に言いたくなさそうなエドワードとしばらく睨み合った。
「椅子とかベットとかはさ…宿で座ったらいきなり足が折れたりとかってあったんだ」
俺が何かしたわけじゃねえからなと念を押してくる。
そんなエドワードの様子を見て、ロイは思わず肩が揺らして笑いそうになったがグッとこらえて顔を引き締めた。
「ガタイのいい軍人が座ったらひとたまりもないな、一度きっちりチェックさせる」
「君ベッドの足が折れるって…いや、失礼…」
「何を想像してるのかはなんとなくわかるけどそんなじゃねぇ…」

8.嘘つき

エドワードはその日イーストに戻ってきていた。
"嘘つき"人口のどれだけがそうでないと言えるだろうか。
誰だって秘密を抱えている。エルリック兄弟に関しては日常生活を送るにあたって鋼鉄の手足の理由に設定を設ける必要がある。これもきっとウソに該当するだろう。
そう考えると俺とアイツ一体どちらがより嘘つきになるんだろう。
大佐なんて職業のあの男は秘密には事欠かないがウソにも本当にもならない曖昧なラインをさらりと走り抜けやがったりするので侮れない。
『どう考えても俺は若いみそらで既に経歴がガッツリ嘘判定だ。』とエドワードはちょっとへこんだ。
ちょっとへこんでいられるレベルではなく、うっかりバレると消されるレベルでやばいのはご愛嬌だ。
『俺の人生って思ったより綱渡り?』などと今更なエドワードだった。

9.からまわり

 

10.教えてよ

 

11.抱き締めちゃだめ

 

12.真実の欠片

 

13.耐えられない

 

14.残り香

 

15.これが、最後

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