腹
時々…いや何時もかもしれない。
前から頭のおかしい奴だと疑ってはいた…
いや黙って座っていれば、この上なくまともで地道に見えるので
人間の裏は分からないというべきだろうか?
とりあえずおれは、驚いた時の礼儀として気前よく返事をしておいた。
多少失礼なぐらいやらかすのがヘンタイへの礼儀だと思う今日この頃のエドワード・エルリック16歳だった。
「はぁ?」
「どうせなら鋼のの上で死にたいんだがどうかね」
いきなり腐ったことを抜かすのは俺の上司兼恋人兼共犯者というなんとも兼業の多い因果な関係のアメストリス軍中央司令部勤務のロイ・マスタング大佐だ。
「断る!」
俺は速効断った。
俺にこれ以上罪状を追加するようなお願いするんじゃねえ!!と言いたいところだが今更一つや二つ増えたところで大差ない気もしないでもない。
しっかりしろ俺!こいつと一緒にいるせいだろうか…俺の人生までもが毒くらわば皿までが標語になっているのはいただけない。
「てめえいい年こいて恥ってもんはどこへやった!」
「いいじゃないか、君は私を剥製にでもして可愛がってくれるだろ」
「あぁ・・・・神よ・・大佐が~大佐が~」
剥製だと?中身はどおすんだよ?てか俺は死んだ生き物は埋める主義なんだつーの!
目が覚めたら俺の下でくたばってるなんてのはまぢで勘弁してくれ。
俺はつい信じてもいない神に本気で祈ってしまった。
「「・・・・」」
目の前の大佐殿がいやらしく笑いやがるので、俺も応戦する。
ココは何が何でもまけられねえ。
変な遺言残させねえようにしないと…
「信じてないくせに君もやるね」
「このヘンタイが!いつからそんな趣味になりやがった・・」
「知っていたくせに。最初からだよ」
このヘンタイが家にやってきた日に俺の人生終わってたんだろうか…。
目の前がちょっとだけ暗くなった気がした。
弟よ…お前は強く生きてくれ!
思わず弟の幸せを祈ってしまうエドワードだったが、その台詞がロイと一蓮托生の心づもりだと気がついていなかった。
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